高可用性アシストソフトウェア
BondingMonitorTM for KVM
KVM仮想環境のBondingに真の高可用性を実現
BondingMonitorTMは、KVM仮想環境におけるBonding問題を解消し、可用性を大幅に向上させるソフトウェアです。
KVM仮想環境におけるBondingドライバ
KVM仮想環境でBondingドライバ(active-standbyモード)による物理NIC切り替えが発生すると、外部ネットワークスイッチのMACアドレス情報が適切に更新されるまで、仮想マシンと外部ネットワークの通信が再開されない状態に陥るという問題があります。
1 Bondingドライバをダイレクトに監視
BindingMonitorTMは、Bondingドライバをダイレクトに監視し、物理NIC切り替えを検知すると、libvirt API経由で仮想マシンのMACアドレス情報を収集し、Gratuitous ARPを使って外部ネットワークスイッチ内のMACアドレス情報を適切に更新します。
2 IEEE802.1Q VLANドライバに対応
BondingMonitorTMは、Bondingドライバを導入したKVM仮想環境と外部ネットワークスイッチ間のVLANトランク接続に対応しています。Bonding論理NICに関連づけられたVLANドライバの情報からVLAN-IDを収集し、VLANタグ付きGratuitous ARPを出力します。
3 KVM仮想環境+Bonding 運用・拡張性を大幅向上
BondingMonitorTMによって、KVM仮想環境におけるBonding問題対策としての仮想マシンによる定期的なパケット出力や、Spanning Treeによる冗長化などが一切不要になるため、KVM仮想環境の運用・拡張性を大幅に向上させることができます。
BondingMonitorTM稼働構成

BondingMonitorTMは、KVM仮想環境におけるKVMホスト上で稼働する常駐型サービスソフトウェアです。
Bonding論理NICやVLAN論理NIC+Bonding論理NICが構成されているKVMホストにパッケージをインストールし、Bonding論理NIC名を設定の後、サービスを起動するだけで稼働させることができます。
- サポートKVMホストOS
Red Hat Enterprise Linux 6
CentOS 6 - BondingMonitorTMによるBondingドライバ監視インターバルは最小1msec(1/1,000秒)です。
- BondingMonitorTMが出力するGratuitous ARPはRFC5227に準拠しています。
- 任意のMACアドレス情報(VLAN-ID、IPアドレス、MACアドレス)を追加登録することができます。
- 任意のタイミングでGratuitous ARPを出力させることができます。
- 物理NIC切り替え検知時に外部コマンドを起動する機能を追加する予定です。
- Open vSwitchに対応する予定です。
- Red Hat Enterprise LinuxはRed Hat, Inc.の米国およびその他の国における登録商標です。
- CentOSはCentOS Ltd.の米国およびその他の国における登録商標です。